四日目
香りの良いものが好きだ。
と書きだそうとしたところ、部屋用のインテリアフレグランスが切れてることを思い出した。ついでに部屋用の観葉植物を買おうとしてたことも思い出したし、封筒を補充しようとしてから多分二週間は経過した。
買わなければならないものや買うつもりのものを、家を出るときには確かに覚えている。しかし、扉を抜けて外に出ると記憶が希釈されていき、『不足しているものがない』状態の記憶に塗りつぶされる。
結果として単に忘れているだけなのは間違いないのだが、感覚としては「記憶が過去の状態に戻っている」というのがしっくりくる。
こういう深ぶった話をしていると「人は〜〜」とか「世界は〜〜」みたいな
ブログの文体はともかく内容まで痛んだらまたリセットするのが目に見えてるので。
種類としては樹木の香りが一番好きだが、基本的には『香りがある』という状態そのものが既に好ましい。丁寧な暮らしをしている感じがして良い。
香りそのものが好きというよりは、香りを丁寧の手段的に捉えているのかもしれない。
そう考えると、好きだと思ってる物の大半が手段に過ぎないような気がしてきた。
自己を叙述すると思わぬ発見があって面白い。
文章形成に慣れてきたので明日は今日より早くブログを書けますように。
では、また明日。